産経新聞 より
かえって危険?点字ブロック運用バラバラ
視覚障害者にとって重要な「道」となる点字ブロック。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、
より一層の整備が求められている。だが、設置の仕方が統一されていない上、分岐点などで注意を
促す「警告ブロック」が階段の手前になかったり、逆に横断歩道上に設置されていたり−と、
かえって視覚障害者を危険にさらす誤ったケースも散見される。専門家は「東京五輪・パラリンピック
を控え、積極的に視覚障害者に声を掛ける社会にすることが大切」と話す。
点字ブロックは昭和40年代に日本で誕生。平成13年にJIS規格が定められ、寸法や突起の配列
などが定められた。筑波大の徳田克己教授(バリアフリー論)によると、現在も同規格で定められる
以前の点字ブロックが全国各地に残っている。設置の仕方についても国の基準があるものの、
「大まかなことしか示しておらず、業者の自由裁量で行う部分が大きい。業者や行政の知識不足もあり、
設置の仕方はばらばらだ」という。
「視覚障害者は、迷っているときが一番事故に遭いやすい」と指摘する。「点字ブロックについて
相談できる、専門の窓口を設けるべきだ。間違えて設置されているものについては、時間をかけて
直していく必要がある」
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161007-00000089-san-soci
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